② 生成AI はじめの一歩
生成AIのはじめの一歩|総務省ガイドで学ぶ、安心して使える基本のき
生成AIが身近になってきた今、「まずは何から始めればいいの?」「ちゃんと正しく使いたいけど不安…」という方も多いと思います。
そんな皆さんに向けて、総務省が一般向けに作ったとてもわかりやすい資料があります。専門用語をできるだけ抑え、日常で役立つ実例をたくさん載せた入門編です。この記事ではその内容をベースに、わかりやすくまとめ直しました。
「背伸びせず、正しく、そして楽しく」生成AIと付き合っていくための第一歩として、ぜひ最後まで読んでみてください。
- タイトル:生成AI はじめの一歩 生成AIの入門的な使い方と注意点
- 発行元:総務省 情報流通行政局 情報流通振興課
- 発行日:記載なし(内容から2023年頃と推定)
- バージョン:ver1.0
- 対象者:今後の生活の中で生成AIに触れうる一般国民(IT専門職限定ではない)
- 総ページ数:73ページ
- リンクURL:https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/generativeai/data/file01.pdf
- タイトル:生成AIの入門的な使い方と注意点 PPTXデータのノート欄に、各スライドで話す内容の参考となるメモを記載
- 総ページ数:75ページ
- リンクURL:ttps://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/generativeai/data/file02.pptx
生成AIとは? どんなことができるの?
生成AIは、インターネット上の膨大なデータを学習したAIが、あなたが書いた指示(プロンプト) に応じて、文章・画像・音声・3Dモデルなどを新しく生み出す技術です。
これまでのAIとは大きく違う点は、「高度な専門知識がなくても使える」というところ。ChatGPTはサービス開始からわずか2ヶ月で1億ユーザーを達成するなど、驚異的なスピードで広がっています。
生活では個別最適化されたおすすめサービス、学習では英会話の練習相手、仕事では資料作成やアイデア出しなど、さまざまな場面で活躍が期待されています。
生成AIの主な使い方と、より良い結果を引き出すコツ
生成AIは以下のような用途で特に便利です:
- 文章作成・要約
- 情報検索
- 翻訳
- 議論のパートナー
- 画像・動画・音声・3Dモデルの生成
特にChatGPT(GPT-4) を例に、実際の会話の流れが資料では丁寧に紹介されています。プロンプトを入力 → 回答をもらう → さらに質問を追加、というシンプルなステップです。
プロンプトエンジニアリングの4つの工夫
より満足できる回答をもらうために、総務省資料では以下の4つの工夫を推奨しています。
- 目的・詳細な設定・検討材料をしっかり書く ただ「旅行プランを考えて」と言うより、「京都への2泊3日家族旅行、子連れで予算10万円以内、移動手段も含めて」など具体的に。
- 欲しい回答の例を先に与える 「こんな感じの文章でまとめて」というサンプルを出すと、AIが方向性を掴みやすくなります。
- 書式や回答方法を制限する 「表形式で」「300文字以内」「箇点リストで」など指定すると見やすくなります。
- 文章のテイストを指定する 「小学生向けのやさしい言葉で」「ビジネス文書風に」など、対象や雰囲気も伝えましょう。
実際の例として、「みかんの栄養成分表を作って」 という指示でも、工夫次第で回答の質が大きく変わる対比が資料に載っています。試してみると「あ、なるほど!」と実感できるはずです。
【画像提案】プロンプト工夫セクション → 「悪いプロンプトと良いプロンプトの比較表のスクリーンショット風画像(alt: プロンプトエンジニアリング 良い例・悪い例)」
生成AIを使うときに絶対に知っておきたい注意点
便利な一方で、気をつけるべきポイントがいくつかあります。総務省資料では特に以下の4つを丁寧に解説しています。
① 情報の正確性について
生成AIは「それっぽい」答えを作りますが、必ずしも正しいとは限りません。時には存在しない情報(ハルシネーション)を自信たっぷりに答えることも。
- 偽情報(意図的な嘘)や誤情報(勘違い)の例として、台風被害の偽画像や、架空の店舗リストが紹介されています。
- 対策の3つのポイント:
- 自分の「信じたい」という認知バイアスに気づく
- チェックリストを使って情報源や専門家の見解を確認する
- 安易に拡散せず、一呼吸置く
生成AI自身に「これは本当?」と聞くのはおすすめできません。最終的には自分の責任で確認しましょう。
② 情報流出のリスク
入力したデータがAIの学習に使われる場合があります。個人情報(名前・住所・顔写真)や会社の機密情報(ソースコード・会議録など)を入力すると、思わぬところに漏れる可能性が。
2023年に実際に起きた海外企業の情報流出事例も紹介されています。
防止のための3つの行動:
- 利用規約をちゃんと確認する
- 個人情報・機密情報の入力を最小限にする
- オプトアウト設定(学習利用の拒否)をする
③ 知的財産権の侵害
生成した画像が有名アーティストの画風に似すぎていたり、キャラクターに酷似していたりすると、著作権や商標権などの侵害になる可能性があります。
対策として:
- 既存の作品や実在の人物に似せすぎない
- 似てしまった場合は利用を停止するか、権利者から許諾を得るか、大幅に加工する
④ 活用者としてのモラル
- 本来自分でやるべきことを丸投げしない(例:読書感想文の代行)
- 偏見のある回答(「看護師=女性」などのステレオタイプ)をそのまま使わない
- 詐欺や誹謗中傷などの悪用は絶対にしない
このモラルの部分は、特にこれから生成AIを日常的に使う人にとって、とても大切な心構えだと思います。
まとめと所感
総務省のこの資料は、本当に「一般の人に優しい」内容です。難しい話にせず、具体例をたくさん使ってくれているので、初心者でも読み進めやすいのが嬉しいポイント。
AIを実際に使ってみると、最初は「すごい!」と驚くと思いますが、注意点を意識することで「怖いもの知らず」にならずに済みます。まずは小さなことから試してみて、少しずつ慣れていくのがおすすめです。
生成AIは道具です。使うのは私たち人間。正しく・楽しく・賢く付き合っていきましょう。
参考資料
- 総務省「生成AIのはじめの一歩」(PDF / PPTX版)https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/generativeai/data/file01.pdf
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/generativeai/data/file02.pptx
(内容は総務省資料ver1.0を基にしています。最新のサービス仕様は各公式サイトで確認してください)
他のガイドラインは以下よりご覧ください
AIガイドライン 18本 構造化インデックス
【一覧】日本政府 AIガイドライン 18本【INDEX】

